『NOTO, NOT ALONE 研究所』は、社会福祉法人佛子園が、能登半島地震からの“創造的復興”に向けて輪島KABULETの就労事業として立ち上げました。
ロゴデザインは、穴水町で被災された同町出身のデザイナー竹野順子さんが制作されました。親指の能登半島を包むように支える手に、心を寄せる人々の想いが表現されています。
佛子園はこのデザインに強く共鳴し、竹野さんに能登復興のシンボルとしての使用をお願いしたところ、「復興のお手伝いができる事をたいへん嬉しく思います」と快諾いただきました。
能登にトレーラーハウスを設置して復興の狼煙とし、ロゴデザインに込められた想いを、皆さんとつながってカタチにしてまいります。
ホンジュラス、エチオピア、インドネシアの豆をブレンド。中米、アフリカ、アジアの3大陸をつないだ、やわらかいコクと優しい甘み、スッキリした味わいが特徴です。豆と粉をお選びいただけます。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満の方へは販売しておりません。
名称・所在地 | 輪島 KABULET 石川県輪島市河井弐部 208 |
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酒類販売管理者の氏名 | 髙濱 希衣 |
酒類販売管理研修受講年月日 | 2024年3月8日 |
次回研修の受講期限 | 2027年3月7日 |
研修実施団体名 | 金沢小売酒販売組合 |
能登を元気に!面白く!能登の未来に向けたプロジェクトです。
◆第一弾 「何度でも塗ってみせる」
角 有伊(かど ゆい/漆芸家)
漆器の原点を追求し続け、既成の伝統的技法を超越した輪島塗に国内外から圧倒的支持を得た角偉三郎を父に持つ。
早逝した父の工房を引き継いだのが2005年。
輪島塗を「日常使いの道具」としたその遺志を受け継ぎながら、能登の景色や自然、素材の個性を生かした独自の世界観をつくりだす。
輪島塗は124もの工程を経て完成に至る。長い年月をかけて天然の漆を塗り重ねることで輪島塗は丈夫さと美しさをそなえていく。
父・偉三郎が住んだ実家前にて
◆第二弾 「能登はうまいよ、泡までも」
竹中 誠(Heart&Beer日本海倶楽部 代表)
日本海俱楽部は、奥能登唯一のブルワリー。
チェコ直輸入の厳選した原材料を使用したオリジナルビールは、1998年の開業以来四半世紀にわたり愛されている。
日本海倶楽部のビール造りの特徴は、酵母を生きたまま残すこと。ビール酵母には、必須アミノ酸やビタミン類、ミネラルが豊富に含まれている。
2014年には品質管理の努力が認められ、ビール界のノーベル賞「ブルワリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。日本海倶楽部のシンボルキャラクターは朱鷺。本州最後の朱鷺の生息地・能登で、朱鷺のような世界に誇れるビールをつくるという意味が込められている。
自然と伝説と神々が棲むまほろばの里・能登半島。
人と自然と動物たちが共存する地をめざして。
※季節風が強い日に岩に打ち寄せた波が白い泡になって雪のように舞う「波の花」は、能登の冬の風物詩。
曽々木海岸にて
◆第三弾 「風の人も土の人も」
保下 徹(左・輪島市教育委員会 生涯学習課46歳)
羽村 龍(右・輪島市健康福祉部福祉課43歳)
能登では、地元の人を「土の人」、移住してきた人を「風の人」と言う。
輪島育ちの保下徹。地域おこし協力隊を経て神奈川から移住してきた羽村龍。
市役所にきた市民に「元気け?」と言うか、「お元気ですか?」と言うかの違いがあるものの、輪島を愛し、ともに新たな能登をつくっていくという気持ちは同じ。
輪島市役所にて
◆第四弾 「この一滴忘れんよ」
谷川貴昭(谷川醸造 代表)
1904(明治38)年に酒造業として創業した谷川醸造は、1918(大正7)年に醤油製造を開始。
甘口の「サクラしょうゆ」は市民の味として親しまれ、商売を営む店にもご用達の知る人ぞ知る醤油。
醤油蔵にある12の木桶は戦前につくられたものだという。
木桶で醸造される醤油は日本の生産量のわずか1%。木桶や柱、醤油蔵に長い時をかけてすみついた微生物が独特の風味を醸しだす。
谷川醸造4代目・谷川貴昭は、昔ながらの醤油づくりにこだわる。
もろみ作りは手間ひまと経験がものをいう。
先人たちから受け継いだ英知とともに、この蔵の再建にうごきだす。
醤油蔵の木桶の前で
◆第五弾 「すぐに食わしてやる」
ファデル(左・22歳)、バユ(右・23歳)イカ釣り漁技能実習生
能登町小木港は、青森県八戸港、北海道函館港に並ぶ日本の三大イカ釣り漁港。
小木でのインドネシア人技能実習生受入れを開始してから23年。
3年を任期に先輩から後輩へ技能実習生が紡いできた小木との交流。いまや、休日の高齢者施設への音楽ボランティア(その名もイカバンド)は恒例となった。
ファデルはスルメイカ漁へ、バユは赤イカ漁へ。
小木港のイカ釣り漁に、彼らの存在はなくてはならないものになっている。
イカの駅つくモールにて
◆第六弾 「俺は赤紙じゃねぇ」
遠見和之(能登仁行和紙3代目)
能登仁行和紙(のとにぎょうわし)は、仁行という輪島市三井町の中山間地域にある集落の名前からきている。
1949年に初代・遠見周作が、伝統的な楮ばかりでなく竹や杉皮、翌檜の外皮などをすき込み能登和紙を完成させた。
祖父・周作、母・京美から3代目和之へ受け継がれた能登仁行和紙は、能登半島唯一の手すき和紙。
能登の風土が育んだ素朴な風合いの能登仁行和紙は、人々の五感に働きかける。
※「赤紙」は、立ち入るには危険と判断された建物に貼られるもの
能登仁行和紙工房にて
◆第七弾 「とったどー」
松田咲香(フォトグラファー)
珠洲市飯田町出身
10年前にUターンし、能登の自然や人、祭りの魅力を撮ってきた。
2年前からは、能登の森を守りたいと自伐型林業について学び始める。森の中にスタジオをつくり、自然の中で編集することが夢。
津波の被害を受けたスタジオのカメラや照明はすべて泥にまみれた。
今は支援物資で提供されたカメラでまちの復興を撮り続ける。
輪島KABULET前にて
◆第八弾 「笑ってる場合だよ」
よしもと北陸住みます芸人
2011年、吉本興業創立100周年記念の「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で生まれた「住みます芸人」。
47都道府県に移住した住みます芸人が、笑いの力で地域活性化をおこなう。
高視聴率を目指すとんがった笑いとは異なる、ごく身近な生活圏内で共鳴し合う笑い。日常のなかでおこる‟シェアする笑い”がそこにある。
SAKEBEER NOTO 2024にて
◆第九弾 「キリコもまちも担いでく」
今井昴(和太鼓奏者)
輪島市に生まれ育ち、高校卒業後7年間太鼓チーム「倭(やまと)−YAMATO」に所属。
プロ演奏者として世界30か国以上で1000回以上の公演を行った。
2017年、24歳の時に退団して帰郷。
個人で活動を続け、数々の太鼓コンクールで優勝を果たす。
故郷へ何か恩返しをしたいという思いが自身を突き動かす。
キリコ会館にて
◆第十弾 「それでも人生にYESという」
白米千枚田愛耕会 代表 白尾友一
白米千枚田は、石川県輪島市白米町の1004枚から成る棚田。日本海に面した約4haの急斜面に、小さな田んぼが幾重にも重なる絶景は、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されている。
崖地にある千枚田は、地形ゆえに過去に度々地すべりの被害にあっている。高い土手を無くし斜面を何段にも分けて地すべりを起こしにくくした結果、これほど細かい棚田となっていった。
少しずつ形を変えながら厳しい自然環境に対応し、先人たちが400年もの間守ってきた美しい棚田。
千枚田は暮らしの一部であり、活動を継続することが能登の復興、自分たちの心の復興にもつながっていく。
白米千枚田にて
※「それでも人生にYESという」
ナチス・ドイツの強制収容所を生き延びた精神科医、ヴィクトール・フランクルが遺したメッセージ。絶望のどん底に突き落とされたとき、人はどのように生きていくことができるのかを生涯問い続けたフランクルは、どんな辛い状況にあっても人生は肯定できるとした。
◆第十一弾 「おっさんずカブ」
Honda CROSS CUB(クロスカブ) 50
原付二種でありながら、地割れした道の走行にもすぐれたタフなヤツ。
株式会社YOLO工房(Honda Dream金沢・福井)代表取締役 中村光さんが無償で貸し出してくれた。しかも、全国で入荷待ちの人気の車種だというのに。
クロスカブは機動性がいい。
仮設住宅や町の見回りには最適な相棒だ。
輪島マリンタウンにて
◆第十二弾 「夏が来た‼︎」
あばれ祭り
宇出津あばれ祭は、360年前から続く石川県無形民俗文化財の勇壮な祭り。
八坂神社がまつる須佐之男命(すさのおのみこと)が遷座された神輿を川や火の中に投げ込み、地面に叩きつける。
荒々しいことをするほどに神さまを呼び寄せ、人々は神さまに近づくことができると信じられている。
いやさか広場にある5本の柱松明(ハシラタイマツ)と3基の置松明(オキタイマツ)は、炎の明かりが神さまを迎える神聖な供え物とされており、その火の粉を浴びることで御利益があるとされ、少しでも近づき、より多く回りたいと願うようになった。
この祭りを皮切りに能登のあちこちで夏祭りが始まる。
能登の夏が幕をあける。
能登町宇出津にて
前厄の男たちによる松明づくり
◆第十三弾 「復興計画会議だよ」
人生ゲーム(タカラトミー)
“~人生、山あり谷あり~”のキャッチコピーで知られる「人生ゲーム」。
1968年発売以降、世相を反映しながらリニューアルを重ね、今なお私たちの人生に夢を与えてくれる。
子どもたちがえがく未来は輝いている。
和光幼稚園にて
◆第十四弾 「1人じゃないけどスタンドアローン」
「Stand Alone」(スタンド アローン)は2009年から2011年にかけてNHK総合テレビで放送された、司馬遼太郎の同名小説が原作のドラマ「坂の上の雲」の主題歌。
近代化を遂げた明治時代の日本が凛として立つ様を表現し、混迷期の日本に希望を与える楽曲として知られている。
スタンドアローンの直訳は孤立であるが、転じて他に依存せず単独で機能することを意味する。
人は一人では生きていけないことを前提に、スタンドアローンで生きていく。
NOTO,NOT ALONE研究所前にて
店名 | NOTO,NOT ALONE 研究所 |
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noto.notalone.lab@gmail.com | |
住所 | 〒928-0001 石川県輪島市河井町弐部208 輪島KABULET内 |