愛機DUCATIを駆って氷見への山越え、迷いに迷ってあたかも引き寄せられるようにして偶然出会った神音カフェ。
「こんなところにいったい…」、山奥といえば泉鏡花の高野聖かはたまた宮澤賢治の注文の多いレストランかなどと勝手に妄想しながら玄関をくぐる。珈琲がしこたま旨いが何より時間の流れが違う。
それから十数年、忘れかかる頃にフラッと行ってしまう。
そんな神音NEXTに期待。
【神宿-kamiyadori-】クラウドファンディング応援メッセージより
若在神子原 もし みこはらにあれば
其身甚清浄 そのみ はなはだしょうじょうにして
不染世間法 せけんのほうに そまらぬこと
如蓮華在水 はすのはなのみず(泥水)にあるがごとし
(良)
神音カフェにて傍らに「宿無し弘文-スティーブ・ジョブズの禅僧」柳田由紀子(著)・集英社
神子の里から
武藤一樹(神音カフェ主人)
この神子原地区へ移住を決めたのは、雄大で美しい自然環境と、能登の山間地特有の豊かさ。そしてそれを子供達のふるさととして家族の“よすが”としたい。
その為に“自立経営で地域に根ざした商いがしたい”との考えから。
更にこの土地の魅力は「夜明けから夜更けまで」長く滞在してこそわかる・感じられるものであるならば、是非とも将来は宿泊施設を。
そんな想いも持ちつづけながら16年。次第に地域にとって必要なことと、私たち家族にとって必要なことは実は同じなんだ、私が受けたご恩の返し方は『地域に必要としてもらえる生き方』なんだと気付かされていく。
『神の音を聴く場所』かのん。
この恵まれた(しかし忘れられた)里に、再び賑やかで豊かな営みを取り戻したい。
【神宿-kamiyadori-】は空古民家や空土地を利活用して民泊アクティビティ群を形成する未来へ繋ぐプロジェクトです。