社会福祉法人佛子園

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座談会

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WA・RA・I × Self Control=黒子のメンテナンス 

私たちは地域を元気にする「黒子」です。だから、まずは、黒子のメンテナンス!

2023年の法人目標は「WA・RA・I」と「Self Control」。法人全体で「黒子のメンテナンス」を合言葉に、職場に笑いを取り入れて、脳を上手にコントロールして健康で元気でいようと取り組んでいます。実践のヒントやアイデアを次世代リーダー4人が語りました。

 

 

■ P R O F I L E

 

寺田

 

寺田 誠

輪島KABULET・施設長

ホテルレストラン勤務後、青年海外協力隊に参加しジンバブエで調理師専門学校の講師を2年務める。帰国後青年海外協力協会に入職しJICAボランティア支援事業、東日本大震災後に復興庁岩手復興局へ出向。輪島KABULETプロジェクト発足時より佛子園に出向し現在に至る。趣味はバイクのツーリングとゴッチャ!のトレーニング。

 

荒井

 

荒井 聖人

法人本部労務部門・施設長

2014年入職。法人本部総務、エイブルベランダBe総務スタッフを経て、2017年より法人本部人事労務部門。趣味は100キロウォーキング、金沢城リレーマラソン、金融投資、法律資格の勉強等。今年から、自分の視野や新たな出会いを広げるために、石川県の婚活ボランティアを始めました。

 

馬地

 

馬地 裕紀子

三草二木西圓寺・施設長

2015年入職。地域密着型通所介護(生活相談員・チーフ)、共同生活援助(生活支援チーフ)を経て、2023年2月より現職。趣味はキャンプ、温泉巡り、ドラッグストアで柔軟剤を選ぶこと。芋焼酎炭酸割りがマイブーム。

 

川上

 

川上 直樹

B’s学童マネージャー

障害児入所施設仏子園や美川37cafe、鬍鬚張魯肉飯工大前店、Share金沢で児童入所や就労の担当を経て2019年より現職。沖縄県出身で郷土愛の強い43歳。小5から続けるバスケットボールは怪我をしてもやめられない。座右の銘は「なんくるないさー(なんとかなるさ)」。

 

 

【幸せになる科学的方法】

荒井 >

2021年11月の合同研修で、理事長から「法人のリタイアメントプラン(定年延長等)について考えてみて」という課題がでて、樺沢紫苑さんの『スリーハピネス』という本を勧められました。この本には、幸せになるための科学的なヒントが詰まっていました。会議で説得力のある発表のためには実践が必要だと思ったので、本で紹介されている朝散歩を始めました。

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精神科医が見つけた

3つの幸福 最新科学から

最高の人生をつくる方法/樺沢紫苑

 

馬地 >

3大幸福物質であるセロトニン、オキシトシン、ドーパミンが脳内に分泌されると幸せを感じるんですよね。

 

荒井 >

私の朝散歩は運動ではなく、太陽の光を浴びてセロトニンを分泌し、気分をリセットするためのもの。15分程度ですが、朝散歩をする・しないでは一日のはじまりがぜんぜん違います。だれかと時間をあわせる必要もない緩いスタイルが私にマッチしたようで、続けています。朝の静けさや自然の音、清々しい空気もいいんです。良いきっかけをもらいました。

 

寺田 >

きっかけって大事ですよね。社会人になってから、運動はまったくしてなかったんですが、運動習慣手当の話が出て、昨年の8月から本格的にゴッチャ!に通いはじめました。半年たつと、運動しないと気持ち悪くて。ゴッチャ!の予定を入れて仕事を組み立てるようになり、生活リズムも変わって、メリハリがついてきました。

 

川上 >

私もみんなで楽しいことしたいなと考えていたところ、運動習慣の話があり、法人内に声をかけて月に一回スポーツを始めました。継続すると参加者が増えて種目も増え、事業所を超えたつながりの場になってきました。

 

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バドミントン、バレー、バスケなど初心者も経験者も一緒に。

バドミントン、バレー、バスケなど初心者も経験者も一緒に。

 

寺田 >

人とのつながりからは、幸せホルモン・オキシトシンが出ますよね。能登でも「のとちゃぴ」を通して事業所を超えて共通の話題ができていい感じになってきています。

 

のとちゃぴ
のとちゃぴ①

「のとちゃぴ」はスポーツを通した交流の場。利用者さんも参加してサイクリングや登山など月に4回程開催。

 

馬地 >

私は運動は苦手なんですが、どうすれば自分が機嫌よくいられるかを知っておくことは大切ですね。私は美味しいものを食べたり、好きな永ちゃん(矢沢永吉)のビデオを見たり、実家に帰って母の料理を食べたりすることで自分が優しく、穏やかになれる。これは幸せホルモンの作用だと知って腑に落ちました。

 

 

【脳を休める】

荒井 >

見える化すると、効果的です。このスマートウォッチは体重、心拍数や睡眠の質もわかるんですよ。睡眠も、深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠、ノンレム睡眠が数値で示される。入浴したかしないか、ベッドで寝るか、リビングの床で寝るかで、睡眠の質はまったく違います。筋トレをした日は睡眠が深い。日下先生や臼井さん(GOTCHA‼WELLNESS・トレーナー)のトレーニングを受けて酸欠で頭がクラクラするような日は特に(笑)。シャワーではなく、ゆっくりお風呂に入ることで、睡眠の質が高まるようです。

 

スマートウォッチで体重、血圧、心拍数等を管理。

スマートウォッチで体重、血圧、心拍数等を管理。

 

 

馬地 >

私は疲れがたまると「ゆらり」やゴッチャ!のストレッチに駆け込む「パッシブレスト※注釈」派でしたが、この前の休日に、ロードバイクで輪島を走ったんですよ。アクティブレストをしてみると「めんどくさい」が減ったり、プラスのことが生まれて自分でも驚いてます。

 

※パッシブレスト(消極的休養)は睡眠・入浴・瞑想等で体を休めること。アクティブレスト(積極的休養)は、カラダを動かすことによって疲労回復効果を高める方法。

 

B’s行善寺とシェア金沢にある「ボディケアゆらり」で癒され中。

B’s行善寺とシェア金沢にある「ボディケアゆらり」で癒され中。

 

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「めんどくさい」が消える脳の使い方/菅原洋平

 

 

川上 >

学童では、いわゆる「めんどくさい」ことをしょっちゅうやってます。流しそうめんをするため、竹を採ってくるところから皆で準備したり。一人でやるとめんどくさいけど、「流しそうめんで子供たちを喜ばそう」って目的を共有すると楽しくやれる。

 

竹を採ってきて流しそうめんの準備

竹を採ってきて流しそうめんの準備

 

【品格もメンテナンス

寺田 >

最近、歯医者に通い始めました。これも黒子のメンテナンスかと(笑) 

定期的に運動を始めたら時間の使い方に意識が向いたことが大きな変化です。

 

荒井 >

歯医者でもなんでも、ひとつ習慣がつけば次につながる。自分なりの何かが構築できると自信がつき、いいステップアップができると思います。

 

馬地 >

美容院行くのもメンテナンスだし、清潔感や身だしなみ、立ち振る舞いも気になってきますよね。

 

寺田 >

先日理事長と外出する機会があって、ドレスコードを意識して準備したものの、シャツと靴選びに失敗しました。僕らは間違えるけど、間違いを繰り返しながら自分の内面を見つめ、相手からどう見えるかを想像して、立ち振る舞いを見直すことで、品格は養われるのかなと思います。こうやって考えること自体が品格の一部なのかもしれませんね。

 

【コンフォートゾーンを出よう】

川上 >

ゴッチャ!の樫田さんのチャレンジから、「一歩踏み出す」勇気をもらいました。20代の選手の隣であんなに堂々とした姿を見せられたら、僕らにやらないって選択肢はないですよ。佛子園にはそういうマインドの人が多いですよね。

 

GOTCHA‼WELLNESSの樫田トレーナーが、金沢市ボディビル・フィットネスオープン大会2023に最年長で初挑戦し、20代の選手と真剣勝負。

GOTCHA‼WELLNESSの樫田トレーナーが、金沢市ボディビル・フィットネスオープン大会2023に最年長で初挑戦し、20代の選手と真剣勝負。

 

荒井 >

私は佛子園に入る前、30代前半に脱サラして起業したことがあります。自分の甘さもあって、成果は得られなかったんですけど、お世話になった方とのご縁や経験は生きています。振り返ると自分でリスクをとって不確実ななかで試行錯誤したことは、自分の殻を破る大きな経験だったと思います。資金は底をついてしまいましたが、「プライスレス」な経験、自己投資でした。

 

寺田 >

私はJOCAというコンフォートゾーンを飛び出して佛子園に来たのが大きな分岐点。2015年の12月からもう8年、毎日ヒリヒリする経験をさせてもらってます(笑)。

 

川上 >

冷や汗かいてチャレンジしたことは必ずいきますね。僕もイベントの音響係を経験して機材がわかるようになり、学童で映画会をしたり仕事の幅が広がりました。自分が成長して、誰かを喜ばせることができるのが嬉しいです。

 

馬地 >

日常でも、「そうきたか!」と想像しなかった展開に笑ってしまうことってありませんか? 予想と真逆のことが起きたり、肩すかしをくらったりしても、結果的に面白かったと思える時はドーパミンがドバっと放出されてるんでしょうね。

 

荒井 >

コンフォートゾーンではドーパミンは出ませんよね。いわゆるマンネリ。マンネリしないため、焼き直しでなく1ミリでも改善することを心掛けています。製造業に勤めていた20代の頃、毎日大量の部品を検査する単調な仕事のなかでも面白みを追求でき、楽しかったのはチームで行う改善活動でした。トヨタのカイゼンが有名ですけど、製造業では当たり前。徹底的に工夫を凝らして自分を飽きさせないことですね。

 

【まずはアウトプット】

荒井 >

2021年にトライアルジュニア※注釈をさせていただいたんですが、会議で発表することがとても多かったんです。最初やっぱり下手くそなんです。まあ今でも下手ですけど(笑)、バッターボックスにたたせてもらったことが大きかった。発表すると、次はこうしようっていう気づきもあるし、皆さんからのコメントも自分の糧になるし、アウトプットすることがインプットだというサイクルが学べました。

 

※トライアルジュニア:入職3年未満程度で現場リーダーを目指す人事制度

 

川上 >

5月の新任研修で初めて講師を任せていただいて、あらためて勉強したり調べたりしました。アウトプットの大切さを身をもって感じたところです。

 

馬地 >

新任研修では、うまく講義をすることにとらわれがちですが、自分の言葉で伝えること、話しやすい関係性、発言する勇気が大切だと思います。

 

【いじられますか?】

荒井 >

先日の「まちなかビアガーデン」で、MCのトマト王子(よしもと住みます芸人・石川県)が理事長にいじられてましたね。

 

2023年7月8日に輪島カブーレで開催した「まちなかビアガーデン」。トマト王子と雄谷理事長との掛け合いが会場を盛り上げました。

2023年7月8日に輪島カブーレで開催した「まちなかビアガーデン」

 

 

寺田 >

あえてスキをつくってるんでしょうね。

わき役に徹して“ご近所の笑い”で場を盛り上げるのはさすがでした。

 

馬地 >

職員にあだ名をつけて関係性をぐっと近づけたりもしてましたよね。

 

川上 >

僕も学童のスタッフのクセをおおげさに真似していじってます。もちろん関係性を尊重して(笑)

 

寺田 >

輪島でもいじったりいじられたりで笑いがおこり場の雰囲気が変わって会話が生まれることが増えてます。利用者さん絡みの小笑いは日常にたくさんあるし。

 

馬地 >

利用者さんのおかげで、笑いを見つける力、伝える力は養われますよね。

 

利用者さんといつもの談笑

利用者さんといつもの談笑

 

川上 >

問題行動や失敗と捉えず、遊び心や許容する気持ちがあるから皆が居心地いいんでしょうね。仕切りのないB’s行善寺の住民自治室が象徴的。

 

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住民自治室

 

 

荒井 >

若い頃はコンプレックスや変なプライドがありましたが、最近は笑い話として自己開示できるようになってきました。

 

馬地 >

荒井さんは出てくるだけで笑いが起こりますよね。荒井節でなにか面白いこと言ってくれそうっていう期待がある。

 

荒井 >

それは嬉しいですね。僕は怖い人ではないので、皆さん、なんでも話してくださいね(笑)

 

 

身体の疲れは脳の疲れ。睡眠・入浴・瞑想・運動で脳を休め、新しい経験をして“めんどくさくない脳”を作ろう。日常のくすっとした笑いを見つけて伝えて、他愛もない話で笑い合おう。「WA・RA・I」が職場を、施設を、地域を元気にします。そのためにはまず相手を知ること。「挨拶+ひとこと」からはじめませんか。

 

 

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