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創業時より石川県の建築をリードされてきた五井建築さんの70年の歴史のなかで、3代目社長であった故西川氏が最初に雄谷理事長と取り組んだのがShare金沢です。この仕事が西川氏にとって大きな転機となったことが随所に記されています。
トップ記事では、【フロイデケアタウンひたちなか】の鈴木理事長がShare金沢の「ごちゃまぜ思想」に共鳴して五井さんに建築を依頼した話が紹介され(P10)、歴代社長の信念を振り返る【CROSSTALK】では、西川氏について「Share金沢抜きには語れない」、「(シェア金沢の仕事の後)語り口調や雰囲気が以前から変わっていて、面食らった」と回想されています(P34)。
P10【フロイデケアタウンひたちなか】
P34【CROSSTALK】
続く【HISTORY】では、“「人間中心のデザイン」「人間に対する深い洞察」が現れる建築”について詳しく記されています(P48-51)。
・西川と担当スタッフは「Share金沢の主役はひと」「建築空間ではなく、コミュニティ空間」であることを理解する。
・西川は、作品と見ていた建築物に対して、Share金沢を機に「人と人との関係をつなぐ建築や空間を創ること」を意識し、以後、地域コミュニティ再生プロジェクトをライフワークとしていく。
等、西川氏のお考えの変化が語られ、従来の建築と、雄谷理事長が目指したものが大きく異なっていたことが感じられます。
P48【HISTORY】
P50【TOPIC Share金沢】
その後「ごちゃまぜ」は建築業界でも評価を受け全国へ。
P52【HISTORY】
西川氏のバトンを受けつぐ「五井イズム」と「佛子園イズム」。この冊子をとおして、「ごちゃまぜ」の源流に触れることができるように思います。
詳細については、五井建築さまのご厚意で全編PDFをいただきましたので、リンクからぜひ全体をご覧ください。
◆70周年誌_WORKS → こちらは実績集(2012-2024)で、P20-23に、輪島KABULET、B‘s行善寺ほか関連施設が掲載されています。
70周年を記念して「五井建築展」が11/26-12/1 @21世紀美術館市民ギャラリーで開催されます。記念誌を読んで出かけませんか?
「五井建築展」開催のお知らせ – 株式会社 五井建築研究所