このたび、IRいしかわ鉄道株式会社(金沢市)と社会福祉法人佛子園(白山市)が連携し、全国初の取り組みがスタートしました。
佛子園・美川37Workでは就労支援事業として、平成24年より美川駅舎の清掃・管理業務を受託しています。これを皮切りに、現在ではIRいしかわ鉄道・松任駅から小松駅までの6駅(松任、西松任、加賀笠間、美川、小舞子、小松)に拡大し、町の玄関口である駅の環境美化に取り組んでいます。
この活動を支援するためIRいしかわ鉄道は、清掃スタッフが電車で各駅に移動できる「乗車許可証」を特別に発行し、11月1日より許可証の本格利用がスタートしました。
清掃スタッフが乗車許可証を使って電車で隣駅へ
IRいしかわ鉄道社長は許可証贈呈式で「地域の活性化と共生社会を目指す佛子園さんの活動を応援したいと考え、今回特別に乗車許可証を発行しました。これをきっかけに、障害をお持ちの方々が、より自由に社会参加できる環境が広がることを願っています」とメッセージをくださいました。
贈呈式の記事はこちら
「日々清掃に励んでいるスタッフのおかげで今回の取り組みが実現しました。IRいしかわ鉄道さんのサポートにより、移動の負担が軽減され、電車の運行に合わせた効率的な清掃が可能になります。今後も地域の玄関口である駅の環境美化に努めていきますので、スタッフを見かけたら声をかけてください」と美川37Work・秋山施設長。
これからも応援よろしくお願いします。
◆2024年11月2日の北國新聞朝刊に掲載されました。